パワハラに該当するのはどのような言葉か

「パワハラ」とは日々見聞きする言葉だと思います。

ただ、パワハラとは非常に抽象的な言葉であり、定義が曖昧です。
そのため、よくパワハラに該当する言葉が分からないと仰られる方に対しまして、私は「そっくりそのまま自分自身が放った言葉を相手に言われて自分自身が怒るかどうか」という事をお伝えしております。
当然パワハラに該当するかどうかということは、最終段階では裁判所が判定します。

アホ、バカなどのような言葉はどのように考えても言ってはいけない言葉だということはお分かりになるかと思います。
アホやバカと言われたら誰でも怒るかと思います。
怒らなくても心の内では怒っているかと思います。

部下の指導に当たっている時でも、相手が録音をとっていると仮定しながら指導を行えば、自然とパワハラに該当するであろう言葉を使うことはないかと思います。
常に録音をしている人間は中々いないかとは思いますが、常に相手が録音をしているということを念頭においておくことは指導者側としても自分自身の身を守ることに繋がる行動かと思います。

自分自身がパワハラの加害者となってしまった場合におきましても、デメリットしかないかと思いますので、
今一度言葉遣いについては意識することが自分自身の利益にも繋がるかと思います。

特に訴訟まで事が進んでしまいますと、通常訴訟ではなく労働審判の場合には、裁判所へ会社側の人間が出廷しないといけません。通常訴訟の場合におきましても、最終段階あたりで行われる可能性のある本人尋問の際には、出廷しないといけない場合もございます。

従業員の方々への喚起も含め、ハラスメント研修は実施すること自体に必ず意味がありますので、是非私にお問い合わせいただけますと幸いでございます。

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