ハラスメント問題は企業側にのみリスクがある

ハラスメント問題は基本的に企業側にの大きくリスクがあると私は考えております。
従業員側がハラスメント問題を会社に訴えかけている時は、内心すでに退職は前提であることを想定しております。

そのため、従業員側にとって退職が最後の砦の状態でそれ以上にマイナスになるということが存在しません。
最低の結果の状態 → 退職(元から退職前提のため特にマイナス要素ではない場合が多数かと思われます)
最高の結果の状態 → 企業側からの賠償金など

しかし、企業側にとっては最高の結果の状態でもプラス要素になることがありません。
最低の結果の状態 → 敗訴(違法行為を行ったという敗訴結果が永遠に残ります)
最高の結果の状態 → 勝訴(勝訴しても特に利益はなしであり、むしろ労働問題としての係争が一生残ります)

上記からも基本的に従業員側にそれなりの証拠がありそうな時には、何としても訴訟に発展する前に解決すべきだと思います。
ただ、この証拠があるのかないのか従業員側が提示してくれればいいのですが、そうでない場合が厄介です。
従業員側がカマをかけているだけの場合もあるので、そのあたりは事実確認という形で面談などをしているタイミングで見極める必要があるかと思います。
相手の証拠の強力さにより対応も随時変えていく必要がありますし、証拠がなければひたすら事実否定をしていけばいいかと思います。
いくら会社を守るためといいましても、証拠のありなしや強力さの確認もしないで、従業員側を責めて怒らせるのは絶対にさけるべきです。
怒りの感情というのは、弁護士費用なども簡単に支払うことになる心の要因となりますので、怒らせないように対応していく必要性もあるかと思います。

本当に企業側にとってハラスメント問題としてパワハラやセクハラに関することは百害あって一利なしです。

是非私であればハラスメントに対しての考え方を意識づけるハラスメント研修を行えますので、是非お問い合わせいただけますと幸いでございます。

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