残業代の争いは一番メジャーな労務争いの種かと思います。
非常に多くの争いが起きている争点ですね。
残業代につきましては、労働者側にタイムカードなど(IT化されている場合は、画面のコピーなど)証拠がある場合ほぼ会社側が負けます。
残業代の支払いが遅れたらその分遅延損害金という残業代とは別の補償金も支払わなければならないことがあります。
特に残業代については、会社側も労働者側もわざわざ弁護士の方にお金を払い依頼するほどの争いではないと私は考えております。
無駄なお金を弁護士の方にお支払いするだけになってしまいます。
タイムカードなどの証拠がある場合には、特に論を述べることもなく、会社側も毎月の締め作業をしてしまっていると、そのタイムカードの退勤時間にて業務を終了したとほぼ認めているとみられるからです。
後から勝手に従業員がタイムカードを押したといったとしても、締め作業は毎月あるわけでそのタイミングで会社側が管理する責任があるためです。
残業代については、少し行動力のある労働者側の人間がいるとすぐに労働審判や訴訟を本人訴訟にて行われてしまいます。
労働審判などは、想像以上に簡単に行うことができます。
労働審判を起こされる前に労働者側から交渉が入った際には、出来る限りその交渉の段階で話を収めるのが最善策です。
特に労働審判の後の通常訴訟まで発展した場合には、遅延損害金を支払わなければならないこともありますので、交渉段階で早期に解決することが本当に会社側のメリットとなります。
コメント