事業場の職場内で従業員数がパートなどの方々も含め50名以上の会社では、会社内で安全衛生委員会や衛生委員会などが運営されているかと思います。
こういった安全衛生委員会や衛生委員会はほとんどの会社では、形骸化しておりただ集まって数分で終わるだけのものになっていることが多いかと思います。
安全衛生委員会や衛生委員会を行う意味合いとしましては、当然職場環境の改善なども大切ですが、それ以上に裏の理由としまして、労災関連の訴訟などに対しての対抗策を積み上げておくという重要な目的があると思っております。
実際にヘルメットの着用についての注意喚起をポスターや朝礼で適宜行っているという事実を残しておいたり、危険な作業については安全衛生委員会において議題として具体的に取り上げて何かしらの形として残しておくことが大切です。
こういった既成事実はいざ訴訟となった際や示談の話し合いの場でも会社側の過失を少しでも下げれる可能性の秘めた証拠となります。
ただ、安全対策などはやりすぎると日常業務が非効率化したり、悪い側面もございます。
そのため、日常業務の効率性と安全性のバランスが大事で、それを現場の担当の方とも連携しながら調整していくことが大切だと思います。
こういった裏の目的を理解して、安全衛生委員会や衛生委員会を行うということを念頭において今一度安全衛生委員会や衛生委員会を行ってみていただけると実りのある時間となっていくかと思います。
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